凡庸

週一くらいが目標です。

育児健康法

ここ何日か帰るのが遅くなり、家内が娘を風呂に入れている。本来なら僕がするところを家内が一人で請け負ってくれており、面目ない次第である。
初めて入れた日は「とても泣かれた、やっぱりいつもと勝手が違うのかな」と言っていて、そうだろうそうだろう、赤ん坊を風呂に入れるのは一朝一夕じゃあないんだよ、と少し得意であったが、翌日にはもう、どうだった、と聞くとさも当然のことのように「機嫌よく入ってたよ」と言う。数少ないお世話だったはずが、別に僕でなくてもいいということになってしまい、若干悲しい。早く帰って信頼を取り戻さなくてはいけない。

それと、家内が娘を風呂に入れてくれると、勢い僕は一人で入ることになる。娘を風呂に入れる使命を負っていればこそ、さっと風呂に入り娘を待ち受ける気にもなるが、自分一人の問題となると途端に面倒になり、いまもこうして先伸ばしにしている次第だ。
風呂が先伸ばしになれば、当然寝るのも遅くなる。思えば、娘が産まれて僕も家内も随分規則正しく生活するようになった。早くに風呂に入れ、こまめに洗濯をし、家を清潔に保ち、外食で悪食することもなくなり、健康的である。
深淵を覗くものは、深淵もまたこちらを覗いていることを忘れてはならない。親もまた、娘に育てられているのだ。

どうしてこう風呂に入るのは面倒なんだ。