凡庸

週一くらいが目標です。

今週のお題「死に装束でも惜しくない一着」

今週のお題「お気に入りの一着」

 

 チャンピオンのパーカーを愛用している。夏は暑いので着ていないが、秋冬春の土日は大体これを着て過ごしている。リバースウィーブというラインのやつで、頑丈に作ってあり何度洗っても形が崩れないしヘタレない。生地が厚いので、冬場に外に出るのでなければ、Tシャツ一枚にこれを羽織っていれば平気だ。もしかすると死ぬまで土日はこれを着て過ごすのかもしれない。

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 小学生のころからパーカーにジーパンが制服だったので、いろんなパーカーの変遷をたどってきた。中高の頃なんかはストリート気取って馬鹿みたいにデカいサイズのパーカーをダルダルと着ていたし、大学に入ればピチピチのサイズが流行ったので窮屈な思いをしてパーカーを着ていた。ユニクロにいたっては、インナー用、アウター用、部屋着、フリース素材と同じようなパーカーが何着もクローゼットにかかっていた。僕の人生はパーカーに彩られた人生であった。

 そんな僕の「死ぬまで土日はこれを着て過ごすパーカー」こそ、チャンピオンのリバースウィーブだ。人生で二番目に高かったパーカーでもある(一番高かったのは高校生の頃に着ていたステューシーのXLサイズのパーカー)。お題は「お気に入りの一着」だが、もはや「死に装束でも惜しくない一着」である。

 

 平日はスーツを着て仕事をしているので、それほど私服にこだわっても仕方ないよな、といいつつも何着もいらない私服だからちょっとでも高いもの着たいよな、というアンビバレンツな感情が渦巻いている。別におしゃれを気取りたいわけではないのだけれど。

 そういう僕の自意識がせめぎあいの結果のひとつが「何となくユニクロのジーパンは嫌だなあ」という思いであった。特に理由はない。でも何となくユニクロのジーパンは嫌で、何となくジーパンはLEVI'Sだった。(でもかっこつけてるみたいに見られるのはいやなので、デニムとか言わずにジーパンと言いたいのだった。)

 人生で何度目かに僕のLEVI'S501に穴が開いた。股のところが薄くなっていたのだ。休日は大体ジーパンしか履かないがために酷使された結果だろう。でも僕はジーパン以外のズボン(パンツという言い方がは恥ずかしい)は持っていないので、これはとても困ったことになる。

 結果から言うと、僕はユニクロのジーパンを買った。履き心地がいいのだ。今日び流行っているあのシュッとした形のジーパンなのに伸び縮みして全くしんどくない。僕が無意味にLEVI'Sにこだわっている間にこんなにジーパンは進化していたのか、早く教えてよ。そしてLEVI'Sじゃなくてユニクロでジーパン買ったっつうのに、きっとLEVI'Sの広告が表示されるのだろう。 

 こうして僕のこだわりが一つ消えた。来年あたりには何万周遅れでNewBalanceを履いてGUで買い物をしているかもしれない。

 

 あと全然関係ないけどエアマックス95の一番有名なカラーは復刻版でもレプリカでもいいので、死ぬまでに一度は欲しい、履きたい。Gショックエアマックス95は永遠のあこがれなのだ。