凡庸

週一くらいが目標です。

流行のコートと陽気に気もそぞろ。

アウトレットショッピングモールへ行ってきた。

天気いいし休みだし、でも別段行きたいところもなしということで、なんとなく、アウトレットへ行ってきた。
本当は10時前には出発するはずが、だらだらと二度寝をしてしまったりなんだかんだと出遅れた。
おまけにぼんやりしていたら道を間違えて、到着までにいらない時間を食ってしまう。

新生活デビューを決めたいboy&girlでいっぱいなんじゃないかと思ったら案の定その通りで、っていうか高速の出口から駐車場までの渋滞がすでに始まっていた。
やれやれと車を停め、娘をベビーカーに乗せて店舗を見て回る。
家内は流行りのトレンチコート、僕は新しいネクタイとシャツが欲しかった。
最近物欲ばかりだ。

ただ、店の品物を見繕っていても、赤ん坊様が泣けばとりあえず店の外に出なくてはいけないし、店内でベビーカーは取り回しが悪い。
あんまりゆっくり見れず、お昼ご飯の時間に。
有り難いことにベビースペースがあり、そこでは赤ん坊にご飯を食べさせられるばかりか、電子レンジや飲用水も利用可で助かった。
人の親になる前はわからなかったが、今となってはこうした施設がないと外出も碌にできないので、あちこちに作ってほしいものだと思う。
あと、できればまだ歩けない赤ん坊を少しのびのびさせるプレイスペースなんかあると助かる、寝がえりやハイハイをしたがるのだ。

外出先ということもあり、いつもと違ってレトルトで味付けの濃い離乳食ということもあり、娘は気もそぞろで食い付きが悪い。
それでもなんとかなだめすかし食事をさせ、乳を含ませた。
続いて大人の昼食だが、どこも混雑して、並んで、ようやくありつける始末。
おまけに直前までおとなしかった癖に、僕たちの料理がきた途端に泣きだす娘。
とりあえず僕が抱っこし、その間に家内が食べ、途中で交代してもらい僕が食べ、そしてまた交代し、という何とも忙しない昼食。
食べ終わったのが14時頃だった。

娘の機嫌は悪く、ベビーカーに乗せようとすると身をよじり声をあげて抗議する。
仕方ないので持ってきていただっこ紐に収めて、数分歩くと眠ってしまった。
眠かったのだけれど、どうもうちの子は一人で寝付けないのか、眠たくなると機嫌が悪くなり抱っこを要求するのだ。
この時点でベビーカーは単なる荷物になる。

身動きがしにくいこともあってか僕も家内も満足に物が買えず、結局買ったのは娘の新しい服を何着かとベビー用品、そして僕のポケットチーフだった。
帰り道はそんなに混まなかったが、僕も家内もそして娘もぐったりと疲れた一日だった。

家内は、トレンチコートを買うのは、今度一人で都会に出かけて買う、と言っていた。
僕もそのほうがいいと思う。

…とこうやって終わるととてもネガティブな一日だったように思えるかもしれないけれど、そうではないのだ。
こういう一日も僕は結構満足しているし、家内もそうであったらいいなと思う。
なにせ休日だ。家内も娘も僕も、いつもと違う一日であればそれでいいと思う。
それと、赤ん坊を連れての買い物は大変だけど、一番大変なのは赤ん坊自身だ。
別に楽しいこともなく窮屈なまま連れまわしてごめんよ、という気分である。
ぐったり疲れたけれど、休みらしいことをしたのではないか。
明日はちょっと寝坊をさせてもらいたいなあ。