凡庸

週一くらいが目標です。

年末年始のブラザーズ

年末年始が好きなのでそのことを書き残しておきたいと思いながら、気付けば1月も終わりに近づいている。早めに書いておこう。

帰省の高速道路は行きも帰りも渋滞せずにすんでよかった。帰りなんて2日の朝早くから出てきたので大阪に着いたのは昼前だった。三が日に働いてもらうのは申し訳ないと言いつつマクドナルドに行って、すっかり平常運転だった。

 

年末年始で個人的に楽しかったのは弟とMtG(マジック・ザ・ギャザリング、カードゲーム)で遊んだことだった。前回帰省した時に小学校の頃に集めていた古いカードが出て来た。それを見ながら二人でああだこうだと話をしていたので、今度は一緒に遊んでもらおうと新しくカードを買っていったのだ。

こういう競技性のあるホビーやゲームは相手を問わず遊んでもらおうとするとすぐに「ガチ」っぽくなってしまい、時間的にも資金的にも能力的にもついていけなくなってしまう。兄弟でぬるい湯加減でやるのがちょうどいい。別に相手に勝ちたいわけではないので、実家で見つけた懐かしいカードや変なカードをデッキに加えて、ふざけながら遊んだ。次女からは「おとうさんたち、兄弟っぽかったな」と言われた。そうそう、僕たちは子どものころわりと仲のいい兄弟だったんだよ、家で一緒にマジックやったりゴエモンやったりしてたんだよ。

 

弟が持ってきた別のカードゲームを子どもたちも交えてやったのもおもしろかった。ルールがちょっと難しいからと、次女は始めは仲間に入れてもらえず僕たち兄弟と長女がやっているのを横で見ていた。そのうちに「わかったから」とカードを引こうとするので、ちょっとお父さんと練習してみようかと二人で試してみたらおおむねルールを理解していて、その練習ゲームの間にも複雑な駆け引きやカードのタイミングも身につけていって驚いた。これは大丈夫そうだと次女も仲間に入れて4人でゲームを始めて盛り上がってきたところに、元旦の地震があった。

先にみんなのスマホが鳴動して、続いて地震がきた。別室で昼寝をしていた妻も呼んで、テレビをつけてしばらく様子を見て、ひとまず今いる地域は大丈夫そうだぞということになったけれど、長女はショックを受けて不安がるのでその辺にあった「こち亀」を与えたら少し落ち着いた。「こち亀」を防災バッグにも入れておこうかな。夜ごろには元気を取り戻して、高い肉のしゃぶしゃぶを長女と次女とでうまいうまいと食べていた。いっぽう僕たちはすっかり高い肉はあまりたくさん食べられないようになっていた。

 

あとは時制が前後するけど、年越しの鐘つきと初もうでに長女もついてきた(次女は年越しそばまでもたなかった)。そのときの道すがらの夜空の星がきれいで見上げながら歩いていると、向こうから歩いてきた若い男の子たちも星を見ながらああだこうだ言っていて、やっぱり星がきれいに見えるとみんなうれしい。長女は夜更かしができてやたらとテンションが高かった。

それ以外だと弟がよく遊んでくれて子どもたちが大喜びだったのがよかった。絵しりとりだとかジェスチャーゲームだとかそういう遊びに付き合ってくれて、子どもたちはいつまでもゲラゲラと笑っていた。

漫画も読んだ。現地のブックオフで妻と長女がはまっている『魔王城でおやすみ』を買ってそれを読んだり、これも弟が持ち込んだ『ダンジョン飯』を読んだりした。

 

のんびりとしながらもぎやかな年末年始だった。

実家では家族そろっていいものをたらふく食べさせてもらった、ありがとう両親。それと何より、本人はくつろいでいると言ってはいたものの夫の実家で四日間は長かったと思う、帰省に付き合ってくれた妻には大変に感謝しています。