凡庸

週一くらいが目標です。

2017-01-01から1年間の記事一覧

クリスマス(中略)なんちゃって。

本当はクリスマスが好きだった。 子どものころ、クリスマスが近くなると家族で都会へ行くのが恒例だった。「恒例だった」なんて言うけれど実際は2、3回行ったことがある程度のことだったかもしれない。 親父の運転する車で名古屋へ向かい、車の窓からは林立…

経年劣化を退屈しのぎにする

ちょっと恥ずかしくてありきたりな話を書く。 かれこれ3年くらい使っているCASIOの腕時計を気に入っている。いわゆるチープカシオというやつで、ネットで1,000円くらいで買った。薄くて軽くて小さくて、付け心地という点においてはこれ以上の機能のものは考…

重なった時のうねりも写ルンです。

子どもを二人抱える身分になってしばらく経った。二人目ともなると家内の育児も堂に入ったもので、上の子のときに比べたらかなり精神的に安定している。母乳が潤沢に出て、かつ相当に栄養価が高いようで、一日に何度も授乳せずとも赤ん坊はすやすやと眠って…

聞き分けのよい幕開けを先駆けてゆくだけ

二人目が産まれて二児の父になった。自分が女姉妹の父親になるなんて想像していなかった。漠然と男の子と一緒にいるような気がしていた。たぶん男兄弟に育ったせいだと思う。 思えば長女が産まれたときは、その子と少し自分たちのことを考えていればいいので…

ピースぎゅぎゅう詰め。

一週間に一回くらい、と思っていたブログが気付くとひと月ほったらかしになっている。かといってそう書くほどのこともないけれど、こういうのは習慣だからほったらかしにすればするほど遠のく。まあ遠のいたところで、という話でもあるけれど何となくそれは…

タージマハルに沈む夕日は怒りと矜持で真っ赤に燃えていた。

インド料理屋のライスがよく炊けていた、という話。 職場の近所に新しくインド料理屋ができた。僕はカレーが好きで、それも大好物だなんだと大騒ぎするつもりもなくただ心穏やかに精神的に寄り添うような思いでカレーが好きで、しかもナンとカレーのセットが…

水切れの悪いワイパーで視界を拭うのとふと晴れ間が覗くのを待つのと。

ときどきやけに気分が塞ぐことがあって、ここ最近がそれだった。それなりに家事とかもやって生活をするんだけどなんか感じ悪くて、家内にも申し訳ないと思いつつニヤニヤする気にもなれずに反抗期みたいに目を合わせずにおやすみって言っていたりしていた。 …