凡庸

週一くらいが目標です。

2019-01-01から1年間の記事一覧

我々は「装う」ためのコストを見誤っているのかもしれない。

ウルフルズの名曲「バンザイ」の歌詞の中に「ダサいかっこはしたくない 歳は取らないように」というフレーズがある。 わかる。最近になって特に思うのは、年甲斐もなく流行りの格好するのは恥ずかしいと思いがちだけれど、本当は逆で、歳を重ねてきたからこ…

ノスタルジイと意外性

先日、家族でみさき公園に行ってきた。みさき公園は大阪府のほぼ南の端あたりにある遊園地と動物園の複合施設で、昔から南大阪の人たちに親しまれてきた遊戯施設だ。しかし数年来の経営不振で、とうとう経営母体がその経営権を手放すことになってしまい、来…

お話のひとつもプレゼントしてやれないなんて

ただ時間があればアホみたいにゲームするだろう。そういう自制心のないやつなのだ俺は。— ロボ羊 (@robo_hitsuji) 2019年10月15日 ここのところBorderlands3というゲームをせっせとやっていた。一度ゲームが始まってしまうと、その間の人生は「ゲームしてい…

インターネットは教えてくれなかった走らせないミニ四駆の楽しみ方。

「趣味がない趣味がない」と、思えば数十年来自分の趣味のなさに右往左往し続けてきたような気がする。楽器ができるわけでもなし、スポーツも嫌いで、これといって深められるような教養もない。ただ惰性的に商業エンターテインメントを消費するばかりで、こ…

これは大事にしまっておこうね。

夏の日、プリキュアスタンプラリーを終えて長女と喫茶店に入り一つのチョコレートパフェを二人でつついていた。彼女がなぜ急にそんなことを言いだしたのかはわからないけれど「お父さん、日記ってなに?」と聞かれた。 日記っていうのは、例えば今日○ちゃん…

続Weblog for ”Magazine for City Boy (and City Girl)”

こないだ書いたこの話の続きです。 goodhei.hatenadiary.jp そもそもなんでPOPEYEをせっせと読んでいるんだろうかというと、自分にとっての「いいもの」が何なのかわからないからそれを教えてもらっている、というところがあるんだと思う。なにがカッコいい…

Weblog for ”Magazine for City Boy (and City Girl)”

ときどき雑誌のPOPEYEを買うので大阪在住の既婚子持ちの三十路だけれど心はcity boyだ。いいですよねcity boy、僕もcity boyでありたいと常々思っているのでPOPEYE全体になんとなく通底している雰囲気が好きです。 ただPOPEYEの何がいけすかないって、どんな…

申し訳がないので一言も発したくありません。

子どもが二人もいると朝はバタバタしていて、こちらとしてももう少し早く起きなくちゃなと思いつつもずぼらな夫婦なのでそうもいかない。怠惰だ。 乾燥機から服を取り出して畳んだり、子どもたちを起こして着替えさせたり、朝食の準備をしたり、そもそも自分…

たまには明るいところで会おうよ。

僕が中学のころに購入され大阪に出てくるにあたって譲り受けてそのまま乗ってた車があちこちダメになって、とうとうクーラーガスが注入すれどもどこからともなく漏れてしまうらしくこの夏を越せそうにないので、我が家も新車の検討と相成った。 実はちょっと…

僕は勉強ができなかった。

高校時代の自分がどんなのだったかおぼろげだ。 僕が通っていた高校は田舎にある共学の進学校で、普通科の公立高校なのに選抜クラスと普通クラスに分かれていて、定期考査の上位100位以内は総合と教科別に各クラスに張り出され、クラス順位1位を取ると金色…

傍流、溶け出し行けよ、明滅繰り返せよ。

昨晩、職場の飲み会があった。仕事はぼちぼちやってんだけど、いまいち職場の人たちと打ち解けない感じがある。ていうか打ち解けた人たちはあんまり飲み会に来ていなかった。そういう方々と打ち解けている。 昔から自分は本流の人間じゃないと思ってる。教室…

家族が起きてこない。

家族が起きてこなくて退屈だ。子どもたちもいたらいたでかまってやるのが大変だけれど、今に起きてくるぞ、と思いながらいつまでも待ってなんかだか拍子抜けしている。 お茶を沸かしながらスマホで書いている。 今月は調子がよくたくさんブログが書けたので…

募る未確認感傷的自意識

学生の頃、気軽に集まれる距離にみんなが生活していたので、あと必要なのは集まる理由で、春で桜が咲いていたので花見をすると言って5,6人集まった。 その頃は5,6人では少なく感じたけれど、今となってはあんなふうに気軽にぞろぞろと集まれるのは奇跡…

シュークリームが足りない。

家内の兄のところに新しく赤ちゃんが産まれたので家内の兄弟家族が実家に集まることになった。 近所の洋菓子屋のシュークリームを手土産にしようとしたのだけれど店先にあるぶんのシュークリームでは足りなかったため、シュークリームは子どもたちだけにして…

春風、いつのまにやら届く(それも一方的に)

なんだか春めいてきたので、ふと手紙を書きたくなりました。でも誰にも出すあてがないので、これは手紙ということにしてブログを書きます。 4月になり、すっかり春です。うそです。「すっかり」という部分がうそです。春の気配は感じるものの、まだ風は冷た…

凡庸の凡庸4

こないだ週末、久しぶりにクラブに行った。職場の飲み会ではへらへらしてお利口にして、二次会にも誘われたけどへらへらして辞し、京阪出町柳行の電車に乗った。 「クラブとか行くことあるんですよ」って言うのはなんか恥ずかしい。えーお前が?似合わねー!…

荒神口にあった行ったことのないパン屋の思い出。

本当は少し前からカーテン越しの日差しにあぶられて起こされていたのだけれど、起きたところで何かするつもりもなく、僕は頑なに目をつぶって眠りにしがみつこうとしていた。あなたの部屋は南側に面したベランダに出るための大きな窓があって、ベッドはその…

がんばれ紙の本。

本屋が不振だっつって、年が明けてからそのことをまさしくわが身のこととして身につまされている。住んでいるエリアのあちこちで店を開いていた小さなチェーンの本屋が一斉に店を閉めてしまった。破産したそうな。おかげで職場から家までのルートに一軒も本…

ギャルっぽい女医さんはタミフルをくれませんでした。

新年早々えらい目にあった。家族4人体調を崩した。病気としてはっきり判明したのは下の子のインフルエンザ陽性だけで、あとはみんな陰性。でも家内と上の子はとりあえず、とタミフルを処方されていた。僕だけタミフルをもらえなかった(別に同じお医者にか…